中古PCを買うメリットはあるのか?

ここ2~3年でパソコンの価格は大幅に下がった。以前は、デュアルコアでそこそこスペックの高いノートパソコンを買おうと思えば10万前後の価格帯だった。それが中古PCだと5万前後の半額で買えたから、価格的な部分では十分中古PCも魅力だった。

しかし、現在はCPUがi5、メモリ4G、HDD320~500GクラスのノートPCでも4万円台だ。Celeronだったら、デュアルコアでも3万を切る価格帯がレノボから発売されている。ここまで価格が下落すると、店頭では3年前の型落ちパソコンの方が新品より高い値段という逆転現象が起きている。

そのほとんどが、富士通やNECなどの国産メーカーだが、それだと確かにお得感はある。国産メーカーは今でも8万前後するので、新品との価格差を訴求しやすい。今まではメイドインジャパンの高品質を売りにして国産メーカーは乗り切っていた。

しかし、レノボは元IBMなので安いだけではなく、品質管理もしっかりしている。海外では国内メーカーより圧倒的なシェアを占めており、世界3位のPCメーカーだ。グローバルに世界販売し、コスト削減を徹底することにより、品質と価格で他社を凌駕している。

グローバル化している現在では、マーケットシェアの上位に喰い込まなければ、あっという間に価格競争で負けて、市場から撤退する羽目になる。レノボは世界の工場といわれる中国で、そのスケールメリットを存分に生かしているので、国産メーカーの半値近い価格帯で勝負ができる。

ここまで安くなると、国産メーカーの中古品のメリットはほとんど無いに等しい。しいて言うならば、最初からプリインストールされているワードやエクセル、年賀状ソフトなどを買い足す必要が無いくらいだ。

しかし、これらもフリーソフトで十分代用可能なので、ネットで検索できるくらいの人ならば、あまり魅力的ではないだろう。

中古PCを扱う業者も、販売台数の伸び悩みで苦しんでいる。このまま3万円台で新品が買えれば、中古品は1万~2万円前後で販売する必要があり、採算割れになる。新品のパソコンは以前から利益率は低かったが、中古PCは定価が無いため比較的利益を取り安かった。

しかし、今はその中古PCですら利益が取れない状態になっている。レッドオーシャン化したパソコン市場では、アップルのような付加価値をつけなければ、生き残れなくなっている。

 

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